無農薬でトウモロコシ栽培を実現する新しい方法とは
群馬県の新規就農者が実践する農家の日常系ポッドキャストの中で、無農薬によるトウモロコシ栽培の新たな方法が紹介されました。トウモロコシ栽培では、アワノメイガの幼虫による食害がほぼ避けられず、一般的なスイートコーンでは定期的な農薬散布が行われることが多いのが現状です。
無農薬栽培の課題と環境変化
無農薬でスイートコーンを栽培する場合、播種時期の調整や栽培エリアの選定が重要となります。しかし近年は秋の高温傾向により害虫が長く生存し、時期をずらしても被害を避けることが難しくなっています。
解決策としての「ポップコーン用トウモロコシ」栽培
そこで試みられたのが、スイートコーンではなく爆裂種(ポップコーン用トウモロコシ)の栽培です。虫に食害されても無傷の粒を選別することで利用が可能であり、無農薬でも一定の収穫を確保できます。
- 8月播種 → 11月収穫が可能
- 乾燥後、クリスマス時期に販売できる
- イベント販売などで喜ばれやすい
- 常温保存が可能で販売期間が長い
栽培上の重要な注意点
トウモロコシは他株の花粉で受粉する性質があるため、ポップコーンとスイートコーンを近くに植えると品質が安定しない「セニア(混交)」が発生します。そのため、爆裂種のみを単独で栽培することが重要です。
収穫効率と作業性の課題
無農薬ポップコーン栽培は収量が安定しにくく、選別も手作業となるため効率は高くありません。今回の栽培では60〜100本の植え付けで可食部分は約1kg程度でした。
一方で、時間の空き間に作業できる点や長期保存が可能な点は大きなメリットです。家族と分担したり、オンラインミーティング中の作業として進めることもできる柔軟な作物といえます。
まとめ
無農薬トウモロコシ栽培の難しさを踏まえつつ、ポップコーン用トウモロコシは「害虫リスクと共存する栽培モデル」として有効な選択肢となり得ます。収益性だけでなく、直販・イベント・ストーリー性を重視した農業において新たな可能性を示す取り組みです。


Threadsはこちら