霜と向き合う、春レタスの挑戦
5月上旬の収穫を目指し、レタスの植え付けを行いました。
今回はメディアトーキングの山元さんに手伝ってもらいました。
一人でやる作業もいいですが、ふたりで行う作業も楽しいものです。
農業は孤独な仕事に見えて、実は人と分かち合える仕事でもあります。
■ 春レタスは“穏やかそうで難しい”

春のレタスは一見穏やかに見えますが、実は最も神経を使う作型です。
レタスの生育適温は15〜20℃。寒さには比較的強いものの、霜に当たると葉の細胞が壊れ、一瞬で焼けてしまいます。
外葉を4〜5枚取り除けば出荷できる場合もありますが、その分重量が落ちます。
さらに深くまで傷めば、商品価値は失われます。
昨年は3月末にビニールを外した後、4月に遅霜。
結果、収穫量はわずか1割という厳しい年になりました。
■ 露地栽培という選択

路地栽培の難しさは、自然との距離の近さにあります。
ハウスで管理する選択肢もありますが、コストや利益を考えると現実的に導入できる農家は多くありません。
それでも、露地で育つ野菜には、その土地の空気と温度差を乗り越えた力が宿ると感じています。
今回は定植後すぐに、風除けと保温のビニールを設置しました。
夜間の放射冷却から苗を守るためです。
レタスは定植から約50〜60日で収穫期を迎えます。
その間、寒暖差と水分管理が品質を左右します。
自然相手の仕事は、常に「想定外」との戦い。
けれど、一株一株に込めた時間こそが味の背景になる。
5月。
無事に巻いたレタスを届けられることを願いながら、今日も畑に立っています。


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