6歩目。 新規就農前に知っておきたい税金の基本

2025.09.30

6歩目

新規就農、僕は100万円で始めました。

~群馬県館林市でゼロから農業ライフを築いたリアル~


群馬県館林市で2021年3月に新規就農した私が、どんな農家ライフを送っているのか、その実体験を赤裸々に語っているラジオ番組(ぱくぱく農園Podcast)を要約したものです。


新規就農前に知っておきたい税金の基本

皆さんどうも、大野です。
今日は「新規就農前に調べておくべきこと」ということで、税金関係についてお話ししたいと思います。

1. 事業主と確定申告

サラリーマンのときは年末調整で済みますが、新規就農すると事業主となり、確定申告が必要になります。

確定申告は、1月1日から12月31日までの事業活動を翌年3月15日までに税務署に報告し、税金を納める手続きです。やらないと脱税になるので注意が必要です。

2. 所得の考え方

事業主の所得とは「売上から経費を引いた残り」です。
設備投資や資材費などの経費を差し引いた額が課税対象となります。

3. 青色申告と白色申告

青色申告

  • 帳簿をきっちりつけ、決算書や貸借対照表を提出
  • 事務処理は大変だが65万円の控除が受けられる
  • 金融機関からの信用が高い
  • 赤字の繰り越しが可能
  • 収入保険加入の条件にもなる

白色申告

  • 手続きが簡単
  • 控除は48万円まで
  • 赤字の繰り越しは不可
  • 金融機関からの信用は低い
→ 結論:青色申告の方がメリットが大きい!
4. 日々の記録と会計知識
  • 簿記3級程度の知識は必須
  • 農業用の会計ソフトで効率的に記録
  • 経費は事業に関連するものだけ(例:スーツは経費不可)
5. 従業員を雇う場合
  • 事業主が源泉徴収を行い納税
  • 家族は「扶養」か「専従者」として扱う(選択が必要)
  • 専従者扱いなら従業員同様に源泉徴収が必要
  • 家族以外を雇えば労働保険・雇用保険への加入義務
6. 税務相談とサポート
  • 税務署:正確だが節税アドバイスは少ない
  • 青色申告会(JAなど):数千円で決算書まで作成してくれる
  • 税理士:年間50万円ほどかかるが丸投げ可能
7. 最後に

一番大事なのは脱税しないことです。
間違えても5年以内なら修正申告ができます。

まとめ

  • 確定申告(必須)
  • 源泉徴収・労働保険(従業員を雇う場合)
  • 青色申告を選ぶのがおすすめ

分からなければ税務署や青色申告会に相談し、YouTubeなどでも学びながら進めるのが安心です。

僕も活発に納税できるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
それではまた!

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