7歩目。体内からマイクロプラスチックが検出されたという衝撃

2025.10.06

7歩目

新規就農、僕は100万円で始めました。

~群馬県館林市でゼロから農業ライフを築いたリアル~


群馬県館林市で2021年3月に新規就農した私が、どんな農家ライフを送っているのか、その実体験を赤裸々に語っているラジオ番組(ぱくぱく農園Podcast)を要約したものです。


体内からマイクロプラスチックが検出されたという衝撃

2022年3月24日に科学雑誌 Environmental International に掲載された
オランダ・アムステルダム自由大学の研究によると、健康な成人22人のうち17人の血液から
プラスチック粒子が検出されました。

さらに、別の研究では出産後の女性6人の胎盤を調査したところ、4人の胎盤から
マイクロプラスチックが確認され、その大きさは5〜10マイクロメートルで
合計12個が検出されたと報告されています。

マイクロプラスチックは免疫反応を引き起こすことが確認されており、
体内にとって「異物」であることは間違いないようです。

プラスチックの検出例

  • 人間の腸内(2019年に確認)
  • 魚やカメなどの海洋生物の体内
  • 胎盤や血液中からも検出

確認されたプラスチックの種類

  • ポリプロピレン(着色されたもの)
  • 顔料由来のプラスチック片

これらは石鹸・接着剤・絆創膏・化粧品・クリームなど、
日常生活に広く使われている製品由来と考えられています。

食品とプラスチック利用の課題

便利なプラスチックですが、食品包装に多用されることで体内に入るリスクも高まっています。

農家として考えるべきこと:

  • 食品包装に木や竹、紙などを活用する
  • プラスチック容器を避け、できるだけ自然素材で代替
  • 地産地消を進め、保存・輸送に伴う過剰包装を減らす

ロシアのダーチャから学ぶ自給自足

ロシアでは「ダーチャ」と呼ばれる家庭菜園付きの別荘を多くの人が持っており、
そこでは家族が2年間生活できるほどの食料を育てることが可能だと言われています。
個人単位での自給自足の力が、食料問題に対して強い底力を生んでいるのです。

日本でもそこまで本格的に目指さなくとも、
「自分たちでできるものは自分で作る」意識を持つことが必要になってくるのかもしれません。

今できること

完全にプラスチックをゼロにするのは難しいですが、次のような意識を持つことが大切です。

  • 食品に直接触れるプラスチック製品をできるだけ避ける
  • 地域で新鮮なものを選び、保存や長距離輸送を減らす
  • 生産者としては「できるだけ紙や自然素材で包装する」努力をする
  • 家庭で小さくても畑やプランターを使って食べ物を育てる

まとめ

体内からマイクロプラスチックが検出されたという研究結果は、
私たちの生活に大きな警鐘を鳴らしています。
すぐにすべてをやめることはできなくても、
「できるだけ少なく取り入れる」意識と、
食を地域や家庭で支える工夫がこれからますます重要になってくるでしょう。

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