この記事は2022年7月3日にポッドキャストで話した内容を要約したものです。
繁忙期まっただ中の“現場リアル”から学ぶタイムマネジメント
今まさにゴーヤの収穫シーズン真っ只中。
ロジ栽培のため、作業時間は炎天下を避けて朝夕のみ。
雑草も絶賛“解放台中”で、作業が追いつかない――そんな状況から、
今日は「タイムマネジメント(時間管理)」について考えてみたいと思います。
タイムマネジメントの落とし穴
新規就農者の多くが陥るのが「予定通りに進まない現実」。
農業では、天候・来客・イベント・依頼など、“想定外の仕事”が次々舞い込みます。
だからこそ大切なのが、
「1日の予定は“半分できれば上出来”くらいで見積もること。」
特に雑草対策は、梅雨入り後2週間で元通りになるほどのスピード。
無理のない作業計画と、「余白のあるスケジュール」が鍵になります。
草刈り作業のリアル
- 刈払機は3時間が限度(手のしびれ・腰の負担が大きい)
- 1回の作業で約2000㎡ほどが目安
- トラクター用「フレールモア(草粉砕機)」を導入するも、タイミングを誤ると一気にジャングル化
結果、ゴーヤのつるが草に絡まり、誘引作業が遅れてしまう。
まさに「段取り8割、実働2割」の教訓です。
炎天下作業を乗り切る工夫
今の時期は連日40℃近い現場も。
そこで役立っているのがこの3点セット:
- 水分+塩分補給(塩飴・タブレット)
- 空調服(びちゃびちゃに濡らして使う!)
- 軽トラに水タンク常備で“即・リフレッシュ”
使っているのは「ビバホームの空調レインウェア」。
USB電源対応でモバイルバッテリー2個あれば1日稼働可能。
汗+気化熱の原理を最大限に活かす「濡らす空調服」で快適性が段違いです。
市場デビューで感じた「鮮度」の大切さ
マルシェ出店を経て、初めて市場出荷に挑戦。
市場では「夕方〜翌朝に入荷 → 翌朝セリ → 翌々日スーパーに並ぶ」流れ。
つまり、店頭に並ぶ野菜は収穫から2日後が一般的。
「野菜のおいしさ=鮮度 × 品種」
この2つでほぼ味が決まります。
特にトウモロコシは“その日中に茹でる”ことで甘みが段違い。
流通では絶対に味わえない“取れたての感動”があります。
有機認証の現実と価値
有機認証(オーガニック認証)を取得してマルシェ出店。
しかし反応したのはお客さんではなく農家仲間。
市場でも「値段は変わらない」と言われ、
「誰のための認証制度なんだろう?」と疑問を抱く結果に。
有機認証は輸出・レストラン向けなど特定の販路では有効ですが、
地域の直販ではまだ認知も需要も限定的。
費用対効果を見極める必要があります。
まとめ:「農業は時間との戦い」
- 農作業の見積もりは半分でちょうどいい
- “段取り”を整えることが“体を守ること”
- 鮮度と品種で野菜の味は決まる
- 有機認証は目的を持って取得すべし
忙しさの中でも、立ち止まって考える時間が大事。
「しくじり先生」状態から見えてきたのは、
“完璧じゃなくていい。余白を持つことが続けるコツ。”
最後にひとこと
「今日も草の一本でも抜け」
そう思いながらも、こうして振り返る時間が
次の成長につながると思っています。
— 現場より(ぱくぱく農園)


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