ぱくぱく農園です!
今回は、映画「いただきます。ここは発酵の楽園」の上映会と、「菌ちゃん農法」で知られる吉田先生の講演会に参加してきました。
講演のテーマは「土の元気、野菜の元気、人の元気 有機農業が人と社会を変える」。
お話を聞いて最初に思ったのは、「あれ? これって、うちでもほとんどやっていることじゃないか!」ということでした。
もちろん、細かな栽培方法には違いがあります。しかし、野菜を元気に育てるために土づくりを大切にするという考え方は、ぱくぱく農園が取り組んでいる農業と共通するものでした。
野菜が元気なら、農薬に頼らなくてもいい?
菌ちゃん農法の基本となるのは、土の環境を整え、野菜そのものを元気に育てるという考え方です。
健康な野菜を育てることで、病害虫による被害を抑え、安定した収穫につなげることを目指しています。
そのために重視しているのが、次の3つです。
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土を腐敗させないこと
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有用な微生物を増やすこと
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ミネラルを補給すること
具体的には、草を10cm以内の深さで何度も浅く耕し、1カ月以上かけて分解を進めます。
その後、木材や竹、もみ殻などを利用して高さ約45cmの畝をつくり、土をかぶせて黒マルチで覆います。
さらに2~3カ月かけて土を発酵させるため、耕し始めてから植え付けまで約4カ月もの準備期間が必要になるそうです。
時間をかけて土の環境を整えることが、金ちゃん農法の大きな特徴です。
ぱくぱく農園でも実践している土づくり
ぱくぱく農園でも、野菜を元気に育てるための土づくりに取り組んでいます。
その一つが、しいたけの廃菌床の活用です。
さらに、有機石灰として牡蠣殻を使い、栽培中には薄めた海水を散布してミネラルを補給しています。
こうした取り組みを続ける中で、野菜の葉が青々とし、大きく育つ様子を実感しています。
今回の講演では、畝のつくり方などに違いはあったものの、微生物やミネラルを大切にするという共通点を改めて確認できました。
特に参考になったのが、土を発酵させるために十分な時間をかけることと、浅く耕すタイミングです。
今後のぱくぱく農園の土づくりにも取り入れていきたいと考えています。
土壌分析で分かった意外な結果
ぱくぱく農園では、土壌に含まれる微生物の種類や数などを調べるため、土の分析も行っています。
今回のポッドキャストで紹介した速報値では、牛糞堆肥やしいたけの廃菌床を投入した慣行区の方が、何も投入せず耕運だけを行った有機区よりも微生物が多く、病気が広がりにくい状態であることが示されました。
また、2024年は高温や多雨によってネギの軟腐病が多く発生しましたが、ぱくぱく農園では被害を1割以下に抑えることができました。
これらの結果から、私たちは改めて土づくりの大切さを感じています。
ただし、土壌分析の結果は速報値であり、病気の発生状況には気象条件や栽培管理なども関係するため、土づくりだけの効果と断定できるものではありません。
農薬を使うか、使わないか。それだけではない
今回の講演会では、農薬の危険性についても話がありました。
ただ、ぱくぱく農園としては、農薬を一律に否定するのではなく、必要性や使い方を考えることが大切だと思っています。
農薬を使わずに健康な野菜を育てられるのであれば、それに越したことはありません。
しかし、農薬を使わないことだけを目的にするのではなく、まずは野菜を元気に育てること。
そして、必要な場合には、適切な農薬を選び、使用基準を守って必要最低限の使用にとどめること。
私たちは、そうした考え方で農業に取り組んでいます。
大切なのは、野菜が元気に育つこと!
今回の講演会では、ぱくぱく農園がこれまで実践してきた土づくりと共通する考え方を学ぶことができました。
一方で、時間をかけた発酵や耕運の方法など、今後の栽培に取り入れてみたい技術もありました。
農業には、さまざまな栽培方法があります。
大切なのは、特定の農法にこだわることではなく、自分たちの畑の状態を見ながら、より良い野菜づくりを追求していくことだと思います。
土が元気になれば、野菜も元気になる。
ぱくぱく農園では、これからも土づくりを大切にしながら、元気でおいしい野菜を皆さんに届けられるよう取り組んでいきます!


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